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伊勢型紙

友禅や江戸小紋の着物の生地に、柄や文様を染めるために用いられる型紙で、その歴史は古く千年以上になります。三重県白子地区(現鈴鹿市)で作られ始めた伊勢型紙はやがて全国の染色型紙を一手に生産することになりますが、江戸時代の商人が安定した商いを行えるようになったことで伊勢型紙の需要は一気に高まりました。
伊勢型紙は時間をかけて作られた「型地紙」を用いります。3枚の和紙を柿渋で貼り合わせ、幾つもの工程を経て、型染めに必要な丈夫で伸縮の少なく撥水性を持たせた渋紙を用いります。
また伊勢型紙は 、 それぞれ異なる4つの彫刻技法 「 突き彫り 」 「 錐彫り 」 「 道具彫り 」 「 引き彫り 」で彫り込みます 。 彫刻師は 1 つの技法のプロフェッショナルとなり 、 それぞれの技を極めていきます 。
こうして日本の着物や染物は、 根気と丹精を込めた伊勢型紙とそれを使いこなす高い技術を持った全国の染師によって 、 発展を遂げたといえます 。
しかし、近年印刷技法の発展でその需要は減り、彫刻師の高齢化や後継者不足などの問題に直面しています。
その一方でイギリスのアーツアンドクラフツ運動やフランスのアール・ヌーヴォーといった芸術活動に大きな影響を与え、その精巧で華麗な文様には人の手でしか表現できない温もりと柔らかさ、無限ともいえるバリエーションをもたらせ近年では海外からの注目度が高まってきています。

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